2011年7月1日金曜日

アフレコ無事終了

「三島」も「海燕」も、着々と編集が進行中。
キャタピラーに続き、編集はジェイフィルムの坂本さん。
「三島」の編集が佳境にさしかかっていた時、
すばらしいタイミングで、ある曲と出会った。
散っていく三島と森田の、心のつぶやきが、
どこか、今も世の中の空気に漂い流れているような
でも、そこには何も見えないような、
そんな透明感のあるサウンドだ。
ああ、映画って、すごく立体的な表現だなあ、と改めて思う。
「三島」に続いて、「海燕」の編集にとりかかる。
同じ監督の頭の中から続けざまに出てきたものとは思えない、
しかも、三島アップからわずか二週間後にインしたとは思えない、
まったく異質で不思議な手触りだ。
でも、どこかかつての若松作品を彷彿とさせる世界観や風景。
そして、くすっと笑ってしまう、監督のオチャメな演出の数々。
海燕の音楽は、ジム・オルーク。
連合赤軍以来のコラボだ。
先日の編集にはジムも同席。
久しぶりの再会を懐かしみつつ、映像の手触りを共有。
この映像に、ジムの独特な音が混じり合ったら…と想像するだけで
ゾクゾクとしてくる。
さて、昨日は、シネマサウンドワークスにてアフレコ。
いつもお世話になっている吉田さんと。

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