2008年5月19日月曜日

5月24日横浜ジャック&ベティの初日に監督が舞台挨拶!

5月24日横浜ジャック&ベティの初日に監督が舞台挨拶!

ポレポレ東中野のトークイベント、たくさんの方に足をお運び頂きました。
西部さんが、ご自身の体験をもとに「ほんの数分のできごと、自分の言葉、
ほんの一瞬のボタンの掛け違いで、状況が大きく変わっていく。それが青春。
戦線を離脱する勇気も必要だった」と語り、
「現在の左翼的な良心を満足させるような自己欺瞞なところでやっている
ぬるま湯のエセ左翼に比べれば、極限の際までいった連合赤軍の若者にたいして
自分は敬虔な思いにとらわれる」と話し、一方の足立さんは、
「それは今、どのようなやり方をしてもいいじゃないか。
 それよりも、あの事件を通して、自分のあり方を激烈にとらえなおすことになった。
 これは勇気のいる作業だったのだ」と語りました。
監督は、北朝鮮で、よど号のメンバーに、この映画を見せたときのことを語りました。
よど号メンバーたちにとっての「森恒夫さん」という人物とは、
そして、同志殺しという状況に陥ってしまったことへの思い、責任などを、
監督に語ったそうです。

さて、24日は、伊勢、横浜、広島、岡山、宮崎と公開が目白押しです。
横浜の「ジャック&ベティ」での上映終了後、若松監督が舞台挨拶致します。
ぜひ、足をお運びください。

2008年5月13日火曜日

ポレポレがスタート!5月16日にトークイベント開催

都内2館目となるポレポレ東中野の初日は、
出演者のARATAさん(坂口弘役)と大西信満さん(坂東國男役)と
撮影の辻智彦さんによる舞台挨拶を行いました。
あいにくの肌寒い天気でしたが、2回目終了後の場内は
熱い熱気に包まれ、熱い質問が飛び交いました。
「森さん永田さんの存在についてどう感じたか」
「60年代の学生運動についてどう思うか」
「この映画のメッセージは何だと思うか」
「なぜ今、この映画を撮ることが必要だったのか」

「これまでのマスコミで流された単純な「悪」というイメージでは
 とてもとらえきれない。あの場に自分がいたらどうするのか
 そのことを含めて問いかけられている映画だと思う」
「同時代を体験していない以上、あくまでも、本や映像から学び
 想像することしかできないが、今の自分には、それだけの熱い何かが
 あるだろうか、と考えさせられている」
「そもそも、つい数十年前、親の世代に起きたこの事件について
 あの時代について、自分たちの知っていることといえば
 鉄球が山荘を破壊する漠然としたイメージだけ。
 そのことがとてもおかしなことだと思うし、一番の問題だと思う。
 あの時代に起きたことを、若い人が知ること、そして話し合ってもらえたらと思う」

ポレポレでは23日まで上映です。
また、16日(金)には、2回目の回上映終了後と3回目の上映前の2回、
若松孝二監督、若松監督の盟友である足立正夫さん、評論家の西部邁さんの
トークイベントがあります。
若松監督からは、ここ最近の海外訪問の報告なども含めて
ホットな話題が飛び出すことと思います。
ぜひ、ポレポレ東中野にお越し下さい。

また、テアトル新宿でも、23日までモーニング上映が続いています。
監督の思い入れの深い新宿で、封切りとなっただけに、
テアトル新宿での上映は感慨もひとしおです。
メイン上映の最終日となった9日(金)には、4月29日に引き続き、
若松監督のほか、出演者のARATAさん、並木愛枝さん(永田洋子役)
地曵豪さん(森恒夫役)、大西信満さんが、感謝を込めて挨拶に立ちました。
皆様、本当にありがとうございました。
そして、モーニング上映最終日まで、どうぞよろしくお願い致します。

(写真上:5月10日ポレポレ東中野初日の舞台挨拶
 写真中:4月29日テアトル新宿での舞台挨拶
 写真下:4月29日テアトル新宿の場内)