2010年12月3日金曜日

SARVH賞&アジア太平洋映画賞


12月3日、東京會館にて新藤兼人賞・SARVH賞2010の受賞式がおこなわれ、最優秀プロデューサー賞である「SARVH賞」を若松監督が受賞しました。
作りたい映画を自力で作り上げ、自力で公開してゆく独立系のプロデューサーの原点に根ざしている点、また監督をしながらも長年に渡り最もインディペンデントな形での映画作りをしている若松監督のプロデューサーとしての姿勢が今回の受賞につながりました。
若松監督は「なんで監督賞でないのかな」と照れながらも、「これからも自分の好きな、思い通りの映画を撮っていきたい。私は74歳だが、なるだけ新藤監督に近づこうと思っている。尊敬する新藤監督とこのような形でお会いする事が出来て、本当にうれしい。これからも自分の映画を撮れるように頑張ります」と、挨拶をされました。
新藤監督は98歳ですが、新作が出来たばかりです。新藤監督の年齢を感じさせない、そして志を持って映画を作り続ける姿勢には、本当に圧倒されます。若松監督も元気でお茶目な新藤監督とお話をされて、とてもうれしそうでした。
この後、若松監督は函館イルミナシオン映画祭に出席する為に、函館に飛び立ちました。
 




そして海外からもうれしいお知らせが飛び込んできました。オーストラリアで開催された『第4回アジア太平洋映画賞』で寺島しのぶさんが審査員特別賞を受賞し、2日に豪ブリスベンのマリオットホテルで行われた授賞式に出席されました。「今回審査員の方々の目に留まって、審査員特別賞を頂けるということは、本当に女優として光栄なことだと思っております。ベルリンでは味わえなかった授賞式というものを存分に楽しんで、また次の作品に繋げていきたいと思っています」と、寺島さんは喜びの挨拶をされました。寺島さんは受賞が急遽決まり、前日にオーストラリアに飛び立たれたそうです。

そしてシネマテークでの旧作40本上映に沸くパリでは、12/1(水)にパリの映画館で「キャタピラー」が封切されました。色々な雑誌、新聞でとりあげられ、批評や反応もとても良いとの事です。寺島さんの受賞、そしてパリでの封切と、今週はうれしいお知らせがたくさんありました。

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