午前中は、サツキュウ(撮影休止)。鬼首は望んでいる雪ではなく、冷たい雨が降っている。撮影は午後2時から1シーンのみ。榛名ベースで一番最初に死んだ尾崎光男の総括シーンだった。
デイライト(昼間の明るさ)がなくなった頃、若松監督は車で20分ほどの鳴子温泉を訪れた。明治40年頃から続くお菓子屋さん「たまごや」の宮本さんが、ぜひ若松監督に会いたいというのだ。宮本さんは団塊の世代。宮本さんが東京で洋菓子の修行をしている頃、「あさま山荘」の銃撃戦が起きたという。
この連合赤軍の映画を、監督はおもにその時代を同時代として生きた団塊の世代と、その子供たちの世代にぜひ伝えたいと思っている。そういった意味で、山間の温泉町にもこの映画に関心を持っている人がいるのは心強い。
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