2008年2月13日水曜日

ベルリン国際映画祭 報告01


















若松監督は、成田を飛び立ってベルリン国際映画祭に出かけました。
 出発地の東京は、快晴。日本からヨーロッパに向かう空路が延々と越えてゆくシベリアの大地も、果てしなく快晴が広がり、神秘的な表情を見せていました。
 





じつは、このベルリン国際映画祭は、若松監督にとって曰く付きの映画祭です。1966年に出品された「壁の中の秘事」が、日本ではスキャンダルとして受け止められ、作品は国辱映画とまで言われたのです。
 42年後の今年、そのベルリン国際映画祭の「フォーラム部門」に、若松監督渾身の一作「実録・連合赤軍」が、招聘されたのです。若松監督が越えてゆく眼下の白い大地は、その年月を思わせるように濃密でした。


 日本からベルリンへは直行便がなく、フランクフルトやロンドンなどで乗り換えて、最短でも13時間以上かかります。ベルリン・ティーゲル空港降り立ったときには、もうすっかり夜のとばりが降りていました。空港に出迎えてくれたのは、国際映画祭事務局の日本人女性がと青年2人。三人とも、ボランティアだそうです。そのまま、宿泊先のホテルに向かい、翌日からの打ち合わせ。その後、もちろんビールで乾杯。さすがに、ビールの宝庫だけあって、長時間のフライトに疲れた体に、染み通るのでした。
 永田洋子を演じた並木愛枝さんも、ロンドン経由で到着。いよいよ映画祭での若松監督の活動が始まります。


















(お詫び:ベルリンと日本の時差は8時間。ホテルの部屋からダイアルアップが使えないなど、アクセスがなかなか上手く行かず、すでに夜が明けて12日の活動が始まろうとしています。なるべくリアルタイムでUPしてゆきますが、遅れが出る場合もあります。ご容赦ください)

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