再び、更新が途絶えましてすみません。
今年に入ってから、外国人特派員クラブでの試写会と
会見、阿佐ヶ谷ロフトでのイベント参加、マスコミの取
材など、監督も忙しさを増しています。東京での公開ま
でに、もっともっと、この映画の存在が知れ渡っていく
よう、全力で頑張っております。
さて、先週土曜日の夜中は、テアトル新宿にて最後の
オールナイトイベントでした。あいにく、夕方から東京
は本格的な雪。お客様の出足にどう響くか、というこち
らの予想に反して、0時には、集まったお客様で劇場ロ
ビーが溢れかえりました。 しかもこの日、印刷屋さんから直行で届いたばかりの、
映画本「若松孝二 実録・連合赤軍」を、限定先行販売
したので、新作映画について書かれたこの本を、ひと目
見ようというお客様たちの熱気で、ロビーはむせかえる
ようでした。
お陰さまで、書籍はあっというまに完売! お買い求め頂けなかった方たち、
申し訳ありませんでした。2月20日より、全国書店にて発売です。また、上映劇
場でもお求め頂けます。
映画と同じく1960年から72年という時代と連合赤軍の歩みの全記録、あさま山
荘に立てこもった吉野雅邦さんからの書簡ほか当事者の声、映画を観られた方達
の寄稿、撮影日記に、監督インタビュー、出演者の声など盛りだくさん。巻末に
は完成台本も付いています。
さて、イベントは、前回と同様、ジム・オルークさん、大友良英さん、勝井祐
二さんのライブでスタート。これまでは多くても2曲だったのですが、今回は3
曲。小さく繊細な音のセッションや、ストリングスが情緒豊かに響き渡る瞬間な
ど、いろいろな表情の音楽に、会場は酔いしれました。演奏の後は、演奏に感動
したお客さんからのかけ声も飛び出しました。
続いてのメイキング最終章。いよいよ山岳アジトでの粛清が終わり、包囲網に
追いつめられた9人が雪山を越えていきます。そして、4人が逮捕、残った5人
はあさま山荘へ……。
ますますヒートアップしていく監督、容赦なく役者さんやスタッフを怒鳴りつ
け、みんなを極限まで追いつめていきます。少年兵士を、グサグサ来る言葉で怒
鳴りつける監督、唇をかみしめて、芝居を続ける役者たち。監督を先頭に、全員
がボロボロになりながら駆け抜けた撮影現場、その空気を、メイキングのキャメ
ラは追い続けました。 メイキングの後は、豪華ゲストによるトークです。崔洋一監督、井筒和幸監
督、阪本順治監督が壇上に上がり、若松監督とのなれそめや、右翼や新左翼など
幅広い監督人脈、絶妙の商売センス、飲み屋でからむ相手のおでこを灰皿でぱっ
くり割ったエピソードなど、抱腹絶倒の秘話を次々披露しました。その中で、崔
監督がもらした言葉。
「さっきのメイキングで、久しぶりに若ちゃんの現場を見ることができて思わず
目頭が熱くなったんだけど、現場での若ちゃんの迫力は、なんか、神々しくさえ
あったね」
井筒監督はこんなことを言いました。
「25歳の頃の無名の僕のフィルムを、全く面識もない若松さんが、国映で試写を
見てくれて、見終わったらすぐに電話をかけて『面白いのがあるから、買ってや
れ』って、売ってくれた。だから、僕はもう、頭が上がらないんですわ」
阪本監督が、若松監督が大絶賛している阪本監督のデビュー作について、
「すごくうれしいんですけど、でも、監督は、タイトルを、一度も正しく『どつ
いたるねん』って言ってくれたことがないんです。もう20年、ずっと『どついて
やるねん』って…」と言うと、崔監督も、
「僕もですよ。『月はどこから出た』とか『月は落ちた』とかね」といって会場
は大笑い。
「そういえば、僕のも『ガキ天国』『ガキ天国』言うてたわ」とすかさず井筒監督。
トークの途中からは、若松監督も参戦。パレスチナ支援の話から、「実録・連
合赤軍」の映画に賭ける思いまでを語りました。
「僕は人が好きだから。右翼も左翼も、何も関係ないの。パレスチナだって、ヤ
クザのシマと同じだよ。自分とこが狭いからちょっと貸してくれって言われて、
ああ、どうぞ、と貸したら、2000年前はここはうちんとこだったなんて言い出し
て、どんどんシマを勝手に広げて、こっちを追い出そうとしてきたら、誰だっ
て、闘うだろ?」
見ず知らずの若い井筒監督の作品を「面白いから買ってやれ」と連絡した監督
も、パレスチナの闘争にエールを贈る監督も、右翼の集会に単身乗り込んでいく
監督も、筋の通った、若松孝二という人間の生き様だと、改めて思ったのでした。
トークの後は、『処女ゲバゲバ』と『17歳の風景』の上映でした。母親を殺
し、北へ北へと自転車を走らせる少年のロードムービー。改めて見ると、風景の
中で、どんどん存在が純化していくような少年の姿が、友川カズキさんの音楽と
ともに胸に突き刺さってきました。監督が、今回の連合赤軍の少年兵と、そし
て、今後撮りたいという山口二矢少年の、少年3部作。
あの、爆発しそうな若い精神、危うく、脆く、純粋な若者の、疾走する生を撮
りたい、という若松監督を動かすものは、17歳でひとり上野へと家出してきた頃
の自分の魂なのかもしれません。
さて、今日から若松監督はベルリン国際映画祭へ。現地の11日夜に、第一回目
の上映です。ベルリンの地で、「実録・連合赤軍」がどのように受け止められる
のか。現地からのレポートをお楽しみに!
また、2月28日は、あさま山荘での銃撃戦が終結した日。この同じ日に、テア
トル新宿にて、「実録・連合赤軍」公開直前特別先行上映を行います。21時から
の上映で、24時15分に終了予定です。チケットぴあにて、2月16日からチケット
販売スタートです。一足先に本編を見たい!という方はぜひ!
2008年2月12日火曜日
2008年1月11日金曜日
新たな年も、濃密なオールナイトで幕開け
り、すみません。
1月5日、車も人も少ないお正月の新宿でのオールナイトイベント第三弾。テ
アトル新宿は再び、濃密な空気に満たされました。
まず、壇上に上がったのは、シャンソン歌手の和田山奈緒さん。劇中、遠山さ
んと重信さんの別れのシーンで流れる「さくらんぼの実るころ」は、彼女の歌声
です。この歌は、パリ・コミューンの5月革命のとき、バリケードの中で若者た
ちによって口ずさまれたと言われています。この、愛しく哀しい歌声に、生きて
再び会うことのかなわなかった若い二人の姿がまぶたに浮かびました。
続いて、無事ビザを取得し来日したジム・オルークさんが、大友良英さんと、
第一回に出演した勝井祐二さんとのセッションを聴かせてくれました。大友さん
が指で弦をこすれば、ジムさんは木琴のバチで弦を揺らします。勝井さんのバイ
オリンの響きがそこにかぶさります。3人の音が、自由にくっついたり離れたり
しながらの個性的なセッションでした。1曲が終わった後も、思いがけず、もう
一曲のプレゼント。お客さんはたっぷりと堪能してくださったことでしょう。
続いて「実録・連合赤軍」のメイキングVol.3の上映。いよいよ、撮影は総括
のクライマックスに。仲間の総括は凄まじい勢いで進み、粛清された同志たちは
次々と現場を去っていきます。どこまでが現実でどこまでがお芝居なのか。どこ
までの意識が自分のもので、どこからが演じている役の意識なのか。山岳ベース
で繰り広げられる総括。それを時に怒り、時に励ましながら(ほとんどの場合、
怒り、の方でしたが)演出をつけていく監督。役者さんと監督とのガチンコの勝
負が続きました。
休憩を挟んで、トークが始まりました。今回は、右翼の鈴木邦男さんと、元右
翼で、今は非正規雇用の労働運動などに取り組む雨宮処凛さんがゲストです。司
会は今回も平岡正明さん。
「映画はやばかった。打ちのめされて、見終わった後、立ち上がれなかったくら
いショックだった」と、当時まだ生まれていなかった雨宮さんが、まず、映画の
感想を話しました。さらに、「自己批判、総括のシーンと、現代のネット上の自
傷グループの姿とが重なって見えた。革命が禁じられた21世紀、政治への回路が
絶たれた結果、自傷系に行き、同じような総括をしていることが、興味深かった
ですね」と話す一方で「これまで、あの当時の話を聞いていても、いまいちピン
とこなかったのが、本当に革命を起こせると確信できた激動の時代だったのだ、
とリアルに感じることができました」とコメント。
鈴木邦男さんは「映画を観ただけではわからなかったが、メイキングを見て、
ああやって監督は俳優を追いつめていたのか、と思いましたよ。これだけ役者さ
んが変わっていくのならば、これは映画なんだ!と騙して集めて、実際に革命が
できてしまうのでは(笑)」と話しました。
「プレカリアートの運動(今の非正規雇用の若者たちの労働運動)は、思想では
ないです。60年代70年代は思想から入ってますよね。でも、今の運動は、本当に
食えない、生きていけない、という怒りから来ていますから。それが大きな違い
かな」と話す雨宮さんに「特別変わった人間ではない。普通に正義感から怒りに
駆り立てられてやったんです。あなたがあの時代にいれば、間違いなくやってま
すよ」と鈴木さん。
話は、監督のガサ入れの事にまで及び、トークは盛り上がりました。「私も、
よど号の人と北朝鮮で会った後、ガサ入れされましたよ。しかも、有本さんの拉
致事件がらみってことで。当時私8歳ですよ。関係してるわけないじゃないです
か」と雨宮さんの思いがけないエピソードも。
濃密なトークの後、65年のベルリン国際映画祭で上映され「国辱映画」と大騒
ぎになった『壁の中の秘事』と、足立正生さんがモデルだという『餌食』の2本
立てと続きました。
前者は、終わらない戦後、団地の窒息しそうな空間、爆発しそうな浪人生。
後者、は、レゲエをひっさげて日本へ帰ってきた男性を待ち受けていた、高度
成長に浮かれる日本。
「革命」を「音楽」に置き換えて作ったのだ、と監督が語るこの作品を貫くの
は、陽気に哀しい、乾いたレゲエのサウンド。どちらも、衝撃のラストです。
今回は、全体に時間が長く、終了したのはすでに6時近く。東の空が明るんで
いました。
空気の中に、どこか春のなま暖かさを感じました。
いよいよ次回がラストです。皆さま、ぜひテアトル新宿でお会いしましょう!
2007年12月22日土曜日
シネマスコーレ初日、各回ほぼ満員でした!


本日22日(土)、名古屋のシネマスコーレにて、ついに公開初日を迎えました。
シネマスコーレでは、初回を朝の8時10分から、しかも、初回のみ700円とい
う特別感謝価格にて上映するという試みをしています。休日のこんな朝早くか
ら、果たしてお客様は足を運んでくださるのか・・・・一抹の不安の入り交じっ
た思いは、8時前から並んで待ってくださっていたお客様の姿によって吹き飛ば
されました。
初回から18時40分のラストの回まで、毎回、会場はほぼ満席となりました。
冷たい雨の中、傘をさして劇場前に集まってくださったお客様の姿に、胸が
いっぱいになりました。本当に、すばらしい初日を迎えることができました。あ
りがとうございます。
各回上映後に、若松監督、ARATAさん、並木愛枝さん、地曵豪さん、大西信満
さんの挨拶と、会場でのティーチインが行われ、地曵さんが思わず「お客様の姿
が迫ってくる感じがして、怖いほどだった」と洩らすほど、次々とストレートな
言葉が飛び出しました。思わず質問しながら、感極まって泣き出した方、「万感
胸に迫る思いだ」と語って下さった方、「あまりに衝撃的な遠山さんの粛清シー
ン、撮影現場はどうだったのか」「一体、森恒夫は何を間違えて、あのような粛
清へと至ったと思うか」「実際に連合赤軍の兵士だった方たちは、この作品をど
う見ておられるのか」・・・・。


遠山さん粛清の場面について、永田洋子さんを演じた並木さんは「状況が少し
でも違っていれば、本当は遠山さんと自分は親友になれたのかもしれない、とい
う気持ちになり、辛くて仕方がなかった。実際の永田さんも、もしかしたらそん
な思いを抱いていたのではないか」と語りました。森氏の過ちは何だったと思う
かと問われた地曵さんは「簡単に、ここで一言では言えない。人間の感情は日
々、揺れ動いていく。ただ、自分自身は、あの状況にどんどん追いつめられ、ど
うやってこの集団を維持してくかということに必死になっていた」と話しました。
監督は「連合赤軍の若者を、権力の側から一方的に描いた映画や、ただ暴力と
セックスばかりを強調して描いた映画しかない状況では、監督として死んでも死
にきれなかった。60年代の出来事を含め、嫌なものは嫌だ、と声をあげ、立ち上
がった若者たちの生き方を、きちんと残しておきたかった。最後の少年の叫び
は、今、この映画を観ている一人一人に向けてのメッセージでもある。今の自分
たちは、嫌なものに対しては嫌だ、という生き方をしているかどうか」と語りま
した。
二回目の上映後、一人の女性が監督にそっと歩み寄り、小さなお年玉封筒を差
し出しました。驚いた監督は「頂くわけにはいかない」と断りましたが、女性は
「ぜひ、みんなで美味しいものでも食べてください」と言い、名前も言わず足早
に立ち去っていかれました。監督が封筒を開けると、中には、新札の1万円札が
5枚。監督は言葉を失いました。さらに、この女性が、坂東さんの役を演じた大
西さんに「私はあの時代、血を流し損ねた人間。その落とし前をつけるために、
今朝は自分の手を切って、血を流してから見に来ました」と、手の傷を見せてい
たことがわかりました。
「長い監督人生の中、こんなことは初めての経験。あの映画を作ってくれてあり
がとう、という気持ちを伝えようとしてくれたのだろうか。こんな人と出会えた
だけでも、あの映画を作ってよかった」と監督は言いました。
「もう一度、見に来ます」「自分にも、今、すべきことがあるんじゃないかと思
えた」「3時間10分があっという間だった」
上映後、皆さまからかけて頂いた言葉です。
先日の「別冊カドカワ」のインタビューで監督が話していた言葉を思い出しま
した。
「映画っていうのは、スクリーンの上でのお客さんとのケンカだからね」
今日、「実録・連合赤軍」と対話してくださった全てのお客様に、心からの感
謝を申し上げます。
そして、これから劇場に足を運んでくださる皆さま、心から、お待ち申し上げ
ております。
謝を申し上げます。
そして、これから劇場に足を運んでくださる皆さま、心から、お待ち申し上げ
ております。
2007年12月18日火曜日
公開記念オールナイトイベント第二弾、ヒートアップ!
先週の土曜日、オールナイトイベント第二弾、テアトル新宿は、またまた熱気
に包まれました。
残念ながら、ビザが間に合わずに演奏できなかったジムさんがニューヨークか
ら送ってくれた声のメッセージでスタートしたオールナイト。平岡正明さんの、
味わいとネタが満載のトークを挟んで登場した渚ようこさんの歌声と高橋ピエー
ルさんのギターで、場内は1960年代、70年代の空気に満たされました。
「ママ ぼくでかける ぼくのお巡り殺しに ぼくのみんなを殺しに」(ゆけゆ
け二度目の処女)
演奏できなかったジムさんの分まで、渚さんは、何曲も歌い続けました。そし
て、ラストは、「実録・連合赤軍」の劇中歌としても使われている「ここは静か
な最前線」(天使の恍惚)
に包まれました。
残念ながら、ビザが間に合わずに演奏できなかったジムさんがニューヨークか
ら送ってくれた声のメッセージでスタートしたオールナイト。平岡正明さんの、
味わいとネタが満載のトークを挟んで登場した渚ようこさんの歌声と高橋ピエー
ルさんのギターで、場内は1960年代、70年代の空気に満たされました。
「ママ ぼくでかける ぼくのお巡り殺しに ぼくのみんなを殺しに」(ゆけゆ
け二度目の処女)
演奏できなかったジムさんの分まで、渚さんは、何曲も歌い続けました。そし
て、ラストは、「実録・連合赤軍」の劇中歌としても使われている「ここは静か
な最前線」(天使の恍惚)
連合赤軍事件が明るみに出て、人々が衝撃を受けている頃に上映、劇中と同じ
ように現実でも交番が爆破される事件が起きて、大騒ぎになった作品の主題歌です。
ように現実でも交番が爆破される事件が起きて、大騒ぎになった作品の主題歌です。
ライブの後、「実録・連合赤軍」メイキングVol.2の上映を挟んで行われた
トークが、かなりの荒れ模様となりました。元赤軍派議長の塩見孝也さん、元連
合赤軍兵士の植垣康博さん、元ブントの平野悠さんらを迎えてのトークですか
ら、荒れないはずがなかったとも言えます。
元議長として、赤軍派の路線と、その後の連合赤軍事件の総括について語る塩
見さん、現場のコマンドとしての極限を語る植垣さん。その植垣さんに「へらへ
らするなよ!もう少しうなだれろよ!」、連合赤軍事件が、当時の新左翼活動家
にどれほどのショックとダメージを与えたかを考えてくれ、と思わず叫んだ平野
さん。
連合赤軍事件によって、それぞれがこの何十年もの間、背負い続けているもの。
決して総括しきれないもの。
会場からの問いかけなどもあり、予定時間を上回ってトークは続きました。
このトークの模様は、来年2月発売予定の書籍「実録・連合赤軍」(朝日新聞
社刊)に一部収録する予定です。
その後、ヒートアップした会場で、監督のレトロスペクティブ上映と続きました。
逃亡中の活動家集団をかくまう孤高のテロリストを描いた「セックスジャッ
ク」(1970)と、バブルに沸く日本で、かつて新宿騒乱で警官に頭を割られ、今
はひっそりと喫茶店を営む男性を描いた「われに撃つ用意あり」(1990)。
「われに撃つ用意あり」のラストは、エンドロールのバックに、ずっと1968年の
新宿騒乱のモノクロ映像が流れていきます。そして、その映像は、いつしかネオ
ン眩しい東京の夜景の中に埋もれていきます。何が変わったのか。何が見えなく
なったのか。何も変わっていない。そこにある。
そんな監督のまなざしを感じました。
冷え込みの厳しい早朝5時半に、イベントは終了しました。みなさんからのア
ンケートには「久しぶりに若松作品にひたれた」「トークバトル、おもしろかっ
た」「皆さん、とても情熱的で心にひめた思いのある人」といった言葉がありま
した。足を運んでくださった皆さま、本当にありがとうございました。
朝焼けを横目に、自転車を走らせながら、トークの時の数々の言葉と、「われ
に撃つ用意あり」の原田芳雄さん扮する主人公の静かな闘志を、思い出しまし
た。熱いイベントの一夜となりました。
さて、今月8日から14日まで、全国どこよりも先駆けての公開となった宮城県
大崎市のシネマリオーネ古川では、連日、さまざまな世代のお客さまが劇場に足
をお運びくださいました。9日の函館映画祭のクロージング上映にも、若松監督
と坂東國男役の大西信満さんが招かれ、上映後の討論会では、濃い討論が交わさ
れました。
そしていよいよ、今週末より、名古屋のシネマスコーレにて封切りです。
22日(土)の初日は、若松監督、ARATAさん(坂口弘役)、地曵豪さん(森恒
夫役)、並木愛枝さん(永田洋子役)、大西信満さん(坂東國男役)の舞台挨拶
もあります。
ぜひ、劇場に足をお運びください。
2007年11月29日木曜日
ベルリン国際映画祭へ!
本日、ベルリン国際映画祭から、正式な招待状が届きました。
先般の東京国際映画祭に出していましたので、コンペ部門ではなく
ヨーロッパプレミアとしてフォーラム部門へのご招待です。
「東京で観たとき、私たちは深い感銘を受けました」とのメッセージ入りで。
1965年「壁の中の秘事」で招待され「国辱」と呼ばれた若松監督が
数十年の歳月を経て、再び、ベルリン国際映画祭へ!
現在、六本木シネマートにてATG特集が行われており、
先週金曜日の23日、井筒監督の「ガキ帝国」上映後、
若松監督とプロデューサーの佐々木史郎さんのトークがありました。
ここで佐々木史郎さんは、連合赤軍について
「若ちゃん、僕は、何年ぶりかで、映画をみて、泣いたよ。
最後の15分、本当に泣いていたよ」と話していました。
佐々木さんが流した涙、ベルリン映画祭選考委員の胸を打ったもの。
映画が、いろいろな人と出会いながら、
どんどん成長を続けているように感じました。
さて、来週末から、いよいよロケ地でもある宮城県の古川にて
全国どこよりも早く、1週間だけの公開です。
ロケでお世話になった皆さま、本当にありがとうございました。
大崎市役所鳴子総合支所の皆さま、鳴子ダムの皆さま、鬼首ロッジの皆さま、
鳴子消防団の皆さま、地元のたくさんの皆さま、
ぜひ、古川のシネマ・リオーネにて、完成した作品を観て頂ければ嬉しいです。
初日の8日には、若松監督と坂東役の大西信満さんの舞台挨拶もあります!
先般の東京国際映画祭に出していましたので、コンペ部門ではなく
ヨーロッパプレミアとしてフォーラム部門へのご招待です。
「東京で観たとき、私たちは深い感銘を受けました」とのメッセージ入りで。
1965年「壁の中の秘事」で招待され「国辱」と呼ばれた若松監督が
数十年の歳月を経て、再び、ベルリン国際映画祭へ!
現在、六本木シネマートにてATG特集が行われており、
先週金曜日の23日、井筒監督の「ガキ帝国」上映後、
若松監督とプロデューサーの佐々木史郎さんのトークがありました。
ここで佐々木史郎さんは、連合赤軍について
「若ちゃん、僕は、何年ぶりかで、映画をみて、泣いたよ。
最後の15分、本当に泣いていたよ」と話していました。
佐々木さんが流した涙、ベルリン映画祭選考委員の胸を打ったもの。
映画が、いろいろな人と出会いながら、
どんどん成長を続けているように感じました。
さて、来週末から、いよいよロケ地でもある宮城県の古川にて
全国どこよりも早く、1週間だけの公開です。
ロケでお世話になった皆さま、本当にありがとうございました。
大崎市役所鳴子総合支所の皆さま、鳴子ダムの皆さま、鬼首ロッジの皆さま、
鳴子消防団の皆さま、地元のたくさんの皆さま、
ぜひ、古川のシネマ・リオーネにて、完成した作品を観て頂ければ嬉しいです。
初日の8日には、若松監督と坂東役の大西信満さんの舞台挨拶もあります!
2007年11月20日火曜日
第一回オールナイトイベント終了!

公開決定記念イベント「若松孝二・レトロスペクティブオールナイト」第一弾が、
11月17日(土)24時、テアトル新宿で始まりました。
冷え込み厳しい夜でしたが、テアトル新宿は、夜更けに駆けつけてくださった、
たくさんのお客さんの静かな熱気に包まれました。
イベントは、音楽を手がけたジム・オルークさんのアコースティックギターと
勝井祐二さんのバイオリンのセッションでスタート。
思いが寄り添って音となるような、そんな繊細なメロディがジムさんのギターか
ら流れ出し、
勝井さんのバイオリンが、優しく手探りしながらジムの音にさらに寄り添う。
会場の空気が、染められていくようでした。
本編でジムさんが奏でているアグレッシブなロックとはまた全然違った風合いの、
ジムさんと勝井さんの紡ぎ出す音に、酔いしれたのでした。
ジムさんのライブで静かな興奮に包まれた会場を次に満たしたのが、竹藤佳世さんの「実録・連合赤軍」のメイキング「GUN AWAY! vol.1」の映像。
当日の夕方にできたばかりの新作です。
メイキングは東京国際映画祭での「作品賞」受賞シーンから始まり、
突如画面は、1年前のオーディション会場へ。
1ヶ月後に過酷な撮影現場にたたき込まれることになる役者さんたちとの、
最初の出会いが映し出されました。
クランクイン後に待っていたのは、恐ろしく張り詰めた現場の空気。
奥多摩でのロケを終え、軍事訓練を行う新倉ベースのロケ地へと乗り込んでいき
ます。
ぜひ、来月の第二弾をお楽しみに!
メイキング上映に続いて、中原昌也さん、森達也さん、ジム・オルークさん、
若松孝二監督によるトークが始まりました。
司会なし、という無謀にも思える試みでしたが、4人の個性が不協和音を奏でる
ジャムセッション、なんともスリリングなトークとなりました。
大変近い場所であの時代を生きた監督ならではの特権的な感じはなかったか。
90%の真実にこだわりすぎて監督の連合赤軍に対するスタンスが
はっきり見えなくなった可能性もあるのではないか。
オウムの若者も連合赤軍の兵士たちも、賢くてピュアで心優しい青年たち、この
類似性は何か。
宗教に答えを求める動きはあの当時はなかったのか。
いろいろな問いかけが4人の間を飛び交いました。
それぞれの問いかけに、お互いが十分に答えられず、もしかしたら、
お客さんの中に、フラストレーションを感じられた方もいらっしゃるかもしれま
せん。
しかし、お互いがスッキリと分かり合えたり、スムーズに意志を疎通できて
キャッチボールが進んでるように見えても、それは実はゴマカシかもしれない。
そう器用にはいかなくても、お互いが、もどかしく言葉をぶつけ合う。
伝わらない壁を感じる。
そして、答えは見つからない。
そこには予定調和はありません。
そんな、トークになりました。
イベント後半は「新宿マッド」と「水のないプール」の上映。
70年と82年、それぞれの時代の匂いが立ちこめる作品です。
そしてイベントは朝5時に終了しました。
劇場から地上に出ると、明け方の冷え切った空気が頬を刺しました。
足をお運びくださった皆さま、ありがとうございました。
来月の第二回は12月15日、ゲストに元赤軍派議長の塩見孝也さんや
元連合赤軍兵士の植垣康博さん、ロフトプラスワンの平野悠さんをお招きします。
司会は平岡正明さん。
ますます濃く、激しい不協和音になるかもしれません。
ライブはジム・オルークさんに加え、渚ようこさんも歌声を聞かせてくれます。
乞う、ご期待!
2007年11月7日水曜日
模索舎にて、「実録・連合赤軍」と「ELNEST」のコラボTシャツ販売開始
いよいよ、来週末からテアトル新宿にて
公開前のオールナイトイベントがスタートします。
チケットは、劇場ではなく、チケットぴあにて10日から販売します。
公開が、一歩一歩、確実に近づいてきます。
さて、本日から、知る人ぞ知る新宿のショップ「模索舎」で
「実録・連合赤軍」Tシャツの販売がスタートしました。
http://www.mosakusha.com/voice_of_the_staff/
このTシャツは、出演者でもあるARATAさんのデザイン。
ARATAさんの新ブランド「ELNEST」と「実録・連合赤軍」の
コラボTシャツです。
胸には若松プロのロゴマーク。
背中には、赤いチラシでおなじみの、銃を持った5人の手。
写真の5人が着ているのが、それです。
湯布院映画祭で特別先行販売したところ、あっというまに完売しました。
テアトル新宿でも、近日、販売をスタートする予定です。
サイズはS、M、Lの3種類。税込み4200円です。
公開前のオールナイトイベントがスタートします。
チケットは、劇場ではなく、チケットぴあにて10日から販売します。
公開が、一歩一歩、確実に近づいてきます。
さて、本日から、知る人ぞ知る新宿のショップ「模索舎」で
「実録・連合赤軍」Tシャツの販売がスタートしました。
http://www.mosakusha.com/voice_of_the_staff/
このTシャツは、出演者でもあるARATAさんのデザイン。
ARATAさんの新ブランド「ELNEST」と「実録・連合赤軍」の
コラボTシャツです。
胸には若松プロのロゴマーク。
背中には、赤いチラシでおなじみの、銃を持った5人の手。
写真の5人が着ているのが、それです。
湯布院映画祭で特別先行販売したところ、あっというまに完売しました。
テアトル新宿でも、近日、販売をスタートする予定です。
サイズはS、M、Lの3種類。税込み4200円です。
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