本日のロケは、剣道場と都内神社境内にて。
相変わらず早撮りの若松監督、その瞬間瞬間の人間を
迷いなく演出し、切り取っていく。
これまで連日、ほぼ予定を数時間巻いて撮影は進行。
午前中の道場では、三島と盾の会学生部代表の森田の思いが
交錯する。
派手な演出や芝居ではなく、
わずかな息遣い、眼差しに、垣間見えるものを
キャメラは丁寧に追いかける。
そうした繊細な表現の現場ではあったが
相変わらず、朝イチから道場に響き渡るのは
監督の怒号…。
ご協力くださった小塚道場のみなさま、ありがとうございました。
続いて午後は、都内の神社境内にて、三島の舞。
ARATAの舞の一挙一動、手の動き、目線、
その細かな一つ一つに、魂が宿っている。
見つめる監督も、思わず手を握りしめている。
「カット!!」
満足げな監督の声が境内に響いた。
三島の精神世界を若松監督が、不思議な手触りで描き出す。
春爛漫の境内で、時空を超えたような、奇妙な錯覚を覚えた。
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