「『突入せよ』とも『光の雨』とも違う、
あさま山荘の内側から、あの事件を描きたい」
1月17日(火)、鈴木邦男さんのトークイベントに
ゲストとして招かれた若松監督は
何が撮りたいのかという問いに、そう答えました。
「僕は、あさま山荘の銃撃戦で捕まって、奪還されてアラブに来た板東から、
あさま山荘であったことを聞いているんですよ。
今は、彼らはただただ残酷なテロリストみたいに言われているけれど
あの時一体何があったのか、誰もきちんと描いていないじゃない」
だから、あの当時、世界ではどんな事が起きていて
日本の若者たちは何を考えていたのか、
そして、どんな状況の先に、あの事件が起きたのかを
監督は歴史としても残しておきたいのだと言います。
「3万円の前売り券を買ってくれる人が1万人いればこの映画は撮れる。
逆に言えば、この映画を観たい、と思う人が1万人集まらないようなら
この映画を撮る必要はないってことじゃないですか。
これまでも、俺が映画を撮ってきたのは、
それで金を儲けたいからじゃないもん。
『面白い』と思ってたくさんの人に見てもらえたら
『これで、次が撮れる』と思うだけ」
監督に、『次』を撮らせたいと思う人たちによって
『実録・連合赤軍』が実現します。(A)
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