2014年1月7日火曜日

年の瀬のFM三重

明けましておめでとうございます。
旧年中、若松プロを支えてくださったみなさま、ありがとうございました。
本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。

さて、年の瀬のFM三重では、2年前の三重県尾鷲市のロケでお世話になった
東紀州フィルムコミッション(当時)の田上孔基さんが出演。
撮影中のあれこれをお話してくださいました。
http://www.fmmie.jp/program/ready/
その模様が、FM三重のサイトにアップされています。

ロケ現場というのは、本当に刹那的で、1つ1つのシーンの撮影が終われば
そこで生まれた空気はあっという間に目の前から消えて行きます。
そのかわりに、永遠にフィルムに焼き付けられていく。
目まぐるしく繰り返される撮影現場において、しかし変わらずずっとあったのが
須賀利という集落が刻んで来た長い時間が作り出した風景。
その中にオリュウノオバたちの路地が生まれ、そして消えて行ったのです。

あのロケの現場をがっちりと全面支えてくださったのが
田上さんをはじめとした東紀州FCの方たちでした。
そして、ロケ中の様々なご不便にも関わらず快くご協力くださった地元の方たち。
その力の大きさは、計り知れなかった……と改めて思い返しています。

若松監督の作品の1つ1つに、そうした縁の下の力持ちがたくさんいます。
そうした方たちに支えられての作品だったと改めて思います。

今年も、多くの作品が生まれ、新たな出会いが生まれて行くことでしょう。
その中にあって、若松監督の旧作も、
新たに生まれていくべく、今も生きているのだなと思います。

息苦しい時代になった…と言われていますが
息苦しくない時代というのが、これまでにあったのかというと
よくわかりません。
自分の頭で考えねばならない切実さが増しているとはいえ
多分、その本質はいつも同じだったのでしょう。

先人たちが、今の時代をどんな風にどんな言葉で語るかな
という想像力を巡らせながら
今年も若松監督作品との新たな出会いをつくり出せたらと願ってます。



1 件のコメント:

  1. こんにちは、中国において厦門大学の学生でございます。突然にお邪魔しまして、本当に申し訳ございません。今年の7月に、パリ第八大、北京大学と厦門大学は「映画の赤い時代」という左翼映画についての国際会議を開催する予定があります。足立正生監督を誘いしたいが足立さんの連絡方法がどうしても見つけませんでした。本当に失礼だと存じるですけど、若松プロダクションにお連絡するしか仕方がありません。この方法で、足立さんに連絡を取り得るなら、ありがたいと存じます。ご迷惑を掛けましたら、本当に申し訳ございません。
    もし良ければ、私にご返事していただけませんか。私のメールはymjhide@gmail.comでございます。お願い致します。

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